トップメッセージ

代表取締役社長 野澤 俊也

代表取締役社長
野澤 俊也

「創業120周年は新たなスタート。
 未来に向けてさらなる革新と創造をめざし、歩みはじめるとき。」

弊社は、2017年8月に創業120周年を迎えます。
ノザワが今日まで120年という長きにわたり存続することができたのは、これまで支えてくださった「株主・取引先」の皆様のご支援と、創業時から現在までの社員の頑張りによって、社会に必要とされる商品を提供し続けることができたからに他なりません。そんな数多くの貴い力に心から感謝しつつ、さらに次世代へとつなげるのが私の役割と考えています。

弊社は、初代社長野澤幸三郎が、1897年(明治30年)に野澤幸三郎商店を構え、染色のための洋藍染料などを輸入したのが始まりです。その後、1906年(明治39年)に旧神戸居留地の一画(現本社の斜め向かい)で外国産スレート板(ファイブロ・セメント)を発見して輸入を開始し、1913年(大正2年)に製造業への転換を図って以来、セメント建材一筋に歩んでまいりました。

その間、弊社は建材のパイオニアを常に志ざし、地震・台風など災害が多い日本で常に人々の生命・財産・安全を守ることを第一に考え、スレートの国内生産、原料の自給自足、特許取得の「フレキシブルシート」、加工性に革命を起こした「バームライト」、世界に先駆けた押出成形セメント板「アスロック」の独自開発など、「いつも新しいこと」を探し求めて技術革新に邁進してまいりました。

近年では、環境対策事業を今後の重点成長分野と位置づけ、長年にわたる建材開発に関わる無機材料の改質技術を応用し、産学共同開発によって誕生したミネラル肥料「マインマグ」をはじめ、環境負荷低減への顧客ニーズを捉えた「外壁一体型ビルトイン壁面緑化」、省エネに貢献する太陽電池一体型外壁システム「アスロックソーラーウォール」、また、新押出技術による安全性を重視した超高層建築向けの外壁材「アルカス」を開発し、市場拡大を図っております。

海外事業においても、中国建築市場での事業展開を本格化させ、中国瀋陽市に押出成形セメント板の製造工場を建設、上海市には、販売子会社を設立、現地生産、現地供給の体制を構築してまいります。

1995年に、弊社発祥の地神戸が阪神・淡路大震災により多大なる被害を受け、旧本社の「旧神戸居留地十五番館」は全壊しました。幸いにも、神戸市内で使用されていたアスロックに自損被害はなかったものの、街全体で失ったものは余りにも大きいものでした。
また、2011年3月の東日本大震災では、阪神・淡路大震災を大きく上回る国内観測史上、最大のマグニチュード9.0を観測し、地震直後に発生した大津波による未曾有の被害をもたらしました。

昨今は、地球温暖化によるゲリラ豪雨や台風、2016年4月の熊本地震では、頻発する大きな揺れを目の当たりにするなど、地球環境は急速に変化しており、これから先の未来を楽観視することはできません。この変わりゆく地球環境を見据え、弊社はお客様の資産価値を、より、長期にわたり維持して頂けるよう、新技術の開発に取組み、創業120周年の節目の年にアスロックを47年ぶりに全面リニューアルした「アスロックNeo」を世に送り出します。

弊社にとって120周年は、ゴールでなく、新たなスタート。弊社は、これまでの歴史や実績を礎に、知恵と努力で人々の明るい笑顔・楽しい思い出を守り「やすらぎと安心の創造」を通じて、社会貢献していく所存です。